かなえの雑記ブログ

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イタリア旅行記⑦(ローマ・コロッセオ編)

今まで移動続きだったので、朝比較的ゆっくり起き、バスで移動して、9時頃コロッセオに到着しました。

コロッセオ
コロッセオ

コロッセオへの訪問は2回目でしたが、それでも息を飲むほどの大きさで、これが紀元後すぐに建てられたと思うと、度々ながら感嘆してしまいます。
オンラインでチケット予約していたので、コロッセオ駅前で買ったパニーニを食べてから、周辺をふらふら散歩し、予約時間になってからコロッセオに入場しました。
ecm.coopculture.it
チケット予約していない人の列は、10時頃でも大変な長さになっていましたが、コロッセオの入り口ではPDFチケットの時間しか確認しないので、いくらでもズルできてしまうのでは、、と思いました。
実際、コロッセオ周辺のダフ屋はそういったズルをしているのかもしれません。。

コロッセオ内部では、オーディオガイドを借りました。
有料ですが、スマホを貸し出しされ、そのスマホにインストールされているアプリで地図を閲覧し、地図上のポイントで音声ガイドを再生できるようになっています。

コロッセオ 内部
コロッセオ 内部

コロッセオは、そのスケールもですが、何よりもよく考え抜かれた観戦の仕組みが素晴らしいと思います。
構造も規模も都内に存在する巨大ドームと変わらず、しかも地下にはアリーナに猛獣の入った檻を地下からエレベータ式に上げる仕組みや、剣闘士が地下から飛び出す仕組みが存在していたと言います。

コロッセオ 地下
コロッセオ 地下

さらには、回数こそ少なかったそうですが、アリーナに水を引き込むことで、模擬海戦等も行われていたそうです。
驚きの舞台技術です。
この地下部分は、公認のガイド同伴のツアーでないと入れないとのことなので、今度は是非予約して訪問してみたいと思いました。

このコロッセオは、よく知られている通り、剣闘士と猛獣との戦いや、剣闘士同士の戦い等、非常に残虐な娯楽によってローマ市民を楽しませていたとのことですが、ローマ帝国キリスト教化により、この手の娯楽は禁止され、内部に小さな礼拝堂等が建築されたとのことです。
また、建築資材が運び出され、サンパウロ聖堂等のローマの他の建築物に転用されたとのことです。
なお、表面にところどころ空いている穴は、復元時に木の足場を差すために開けられたものだそうです。

コロッセオのブックショップに、当時の再現をイメージしたポストカードが販売されていました。
なおさら、当時の技術の高さに驚いてしまいました。

コロッセオ見学後は、隣のフォロ・ロマーノとパラティーノの丘を見学します。
コロッセオもその規模やローマ帝国の技術力の高さを代表する建物という意味では素晴らしいですが、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘は、ローマの発祥を知るという意味で、ある意味より重要な史跡なのではないかと思います。
フォロ・ロマーノは、ローマ帝国初期の政治の中心地で、共和制だった頃の元老院や神殿等の跡をみることができます。
大部分がカエサルにより整備されたとのことで、巨大なカエサル神殿の跡地も存在します。
ラティーノの丘の方は、それよりさらに昔、ローマで初めて建てられた宮殿が存在し、建国の父であるロレムスとレムスの双子が住んでいたとされる場所です。
こちらは紀元前のレンガ造りの巨大な建物で構成されています。

パラティーノの丘の遺跡
ラティーノの丘の遺跡

また、丘の上から眺める景色は、非常に美しいです。
パラティーノの丘から眺めるフォロ・ロマーノ
ラティーノの丘から眺めるフォロ・ロマーノ
パラティーノの丘から眺めるフォロ・ロマーノその2
ラティーノの丘から眺めるフォロ・ロマーノその2

高台には、人馴れしたカモメがとまっており、観光客に大人気でした。
パラティーノの丘のカモメ
ラティーノの丘のカモメ

私の好きなゲームシリーズである、アサシンクリードで、このフォロ・ロマーノ等が登場するらしく、帰国したらプレイ動画を是非見てみたいと思いました。

フォロ・ロマーノとパラティーノの丘は非常に大きなエリアで、しかもこの日は日差しが強く、また日陰もまったくないので、3時間ほど歩き回っているうちにかなり体力を持っていかれました。
しかし、この周辺にはレストランが全くないので、ベネチア広場まで少し歩き、レストランに入りました。
www.tripadvisor.jp
こちらでは、チーズのフリット、サルティンボッカという牛肉とハムを焼いたローマの郷土料理、同じくローマの名物であるカルボナーラを食べました。

チーズのフリット
チーズのフリット

サルティンボッカ
サルティンボッカ

カルボナーラ
カルボナーラ

サルティンボッカは、生姜焼きのような味付けで、日本人好みの味でした。
カルボナーラもこってりしすぎておらず、日本のものよりぺろりと食べることができました。

ランチの後、せっかくイタリアにいるので、美味しいお土産を買いたいということで、ローマ中心地からは少し離れたところにある、Eatalyに行きました。 このEataly、日本では東京駅にも小さな店舗を出店していますが、こちらは4階建てのかなり大きな店舗です。
www.eataly.net
1階にキッチン用品やお菓子、2階にハム、ソーセージ、ビール、パスタ、パスタソース、オリーブオイル等、4階にワイン、5階に料理教室やイベントスペースがあります。
ハムなども非常に美味しそうだったのですが、日本の入国のことを考えると面倒なので、常温保存できるチーズ、トスカーナのワイン、パスタソース、ピチ、オリーブオイル等を購入しました。

Eatalyのハム
Eatalyのハム

チーズ売り場
チーズ売り場

地ビール売り場
地ビール売り場

また、ワイン売り場では樽出しワインを販売してくれるので、トスカーナでよくある品種であるサンジョベーゼの樽出しワインを購入してみました。
帰国後がとても楽しみです。

Eatalyでなんと2時間ほどを過ごし、大量のお土産を手にタクシーでローマ中心部に帰り、B&B近くのレストランでディナーにしました。
www.tripadvisor.com
金曜日ということもあり、お店は地元の人で大変賑わっていました。
イタリアの人は、週末に大人数でワイワイガヤガヤと飲むのが習慣なのでしょうか。
また、誕生日祝いの子どもたちが大勢来ていて、店員さんに怒られるほどお店の内外で大騒ぎしていました。
夜の10時でも、子供が外で騒げる国というのは、なんて平和なんだろうと思いました。
こちらでは、ミックスサラダとアマトリチャーナをいただきました。

アマトリチャーナ
アマトリチャーナ

アマトリチャーナはどこにいっても間違いなく美味しいと同時に、どこにいっても少し味が濃く、全て食べきるのはなかなか大変です。
でも、赤ワインと一緒に食べると本当に美味しいので、Eatalyで買ったトマトソースで、帰宅後に頑張って再現してみたいと思います。

この日は、コロッセオ周辺をかなり歩いたので、夜はくたくたで、ぐっすり寝てしまいました。