かなえの雑記ブログ

文系SE→Web広告コンサルの雑記ブログ。徒然なるままに書きます。

イタリア旅行記⑤(ベネチア→ミラノ)

この日は早起きして、市場へ向かいます。
市場はまだ準備中のところも多かったですが、新鮮な海鮮や野菜が並べられており、とても雰囲気ある市場でした。

ベネチアの市場
ベネチアの市場

近くでは、迷ってしまったのか、野良なのか、犬があたりをぐるぐる歩いていて、道行く現地の人に挨拶されていました。
イタリア人は犬を連れている人が非常に多く、スーパーや電車やレストランにも犬連れが多いです。
彼らがいかに犬を家族の一員として大事にしているのかが分かります。

早朝のリアルト橋は、まだ露天やお店やレストランが開店しておらず、非常に静かでした。
それでも、水上バスや水上貨物船がひっきりなしに行きかい、ベネチアの人々の日常を感じさせました。

B&Bでは、朝の鉄道に乗る私達のために、ホストの方が特別に早めに朝食を用意してくれていました。

B&Bでの朝食
B&Bでの朝食

この朝食が絶品で、様々なケーキ、ふかふかのパン、様々なハムやチーズ、シリアル、フルーツに加え、ホストの方が入れてくれたカプチーノと手作りのパンナコッタをいただきました。
あまり時間がなく、ぱぱっといただきましたが、毎朝食べたくなるような温かい朝食でした。
このB&Bでの経験は、ベネチアでの滞在を心温まるものにしてくれました。

惜しみながらもB&Bを後にし、水上バスでサンタ・ルチア駅へ。
駅前から眺めるカナル・グランデは相変わらず豪華で、名残惜しい気持ちになりました。
小さいながらも、他にはない景色と文化が息づく町でした。

サンタ・ルチア駅からitaloに乗り、行きと同じ大きな橋を渡って、今度はミラノへ向かいます。
途中、ロミオとジュリエットの舞台であるベローナも通りました。
3時間ほどの列車旅の後、ミラノ中央駅に到着しました。

ミラノ中央駅
ミラノ中央駅

ミラノ中央駅は非常に大きな駅で、行き交う人も都会的でおしゃれな人が多かったです。
駅を出てからの景色も、それまでに周った町とは異なり、大きな建物と道路が多く、都会的なものでした。

この日のB&Bは、ミラノ中央駅からほど近い建物の一室です。

B&B Casa Grace
B&B Casa Grace

www.booking.com
私達が到着したときには、B&Bのドアが工事中で、入り口が分からず、オーナーの方に電話して、なんとか場所が分かりました。
予定よりだいぶ早く到着したにも関わらず、オーナーの方は非常に親切で、特別に早めに部屋に案内してくれ、荷物を置いたり、休憩したりさせてくれました。

B&Bで一休みした後、電車でミラノ大聖堂近くのレストランへ。
地下鉄の路線図も非常に大きく、今まで周ってきた町との規模の差がよく感じられました。
レストランは、以前日本のガイドブックにも載ったお店らしく、地元の方も多く来店していましたが、観光客の扱いにも慣れた感じで、いかにもプロといった感じのおじいちゃんウェイターが、ユーモアたっぷりにミラノ料理であるカツレツ、リゾット、ティラミスそれに合うワインのおすすめを用意してくれました。

Trattoria Milanese
Trattoria Milanese

ミラノ風カツレツ
ミラノ風カツレツ

ミラノ風リゾット
ミラノ風リゾット

ティラミス
ティラミス

Trattoria Milaneseが載っているガイドブック
Trattoria Milaneseが載っているガイドブック

www.tripadvisor.jp
日本人や観光客のことをよく理解しており、ちょうど良い量でオーダーしてくれました。
ここで、サイ○リアのミラノ風ドリアはなぜミラノ風なんだろう?と思い立ち、調べてみました。(笑)
実は、イタリアには、ドリアというものはないのだそうです。
ただし、このミラノ風リゾットの黄色いライスと、ミラノ料理でよく使われるクリームが、ミラノっぽい!ということで、雰囲気からミラノ風ドリアと名付けているとのことです。
。。なるほど。

今まで周った町で食べたイタリアンとは異なり、大分脂っこい料理だったものの、意外と胃もたれすることはなく、ちょっと休んで、この街の中心であるミラノ大聖堂へ。

ミラノ大聖堂
ミラノ大聖堂

今まで見た他のドゥオモや寺院と異なり、ゴシック建築のかっこいい聖堂です。
内部も、豪華絢爛といった感じではないですが、荘厳な雰囲気でした。
ミラノ大聖堂 内部
ミラノ大聖堂 内部
地下には、聖カルロ・ボロメオの遺骸や遺物が安置されていました。
この聖カルロ・ボロメオという人ですが、自らの危険や財政を顧みず、当時大流行していたペストで亡くなった方の埋葬や患者のサポート、教会の風紀改革に尽力したとのことで、早々と聖者に認定されたそうです。

ミラノ大聖堂は、エレベータまたは階段で屋根の上に上ることができます。
我々は大人しくエレベータで上りました。

ミラノ大聖堂の屋根の上
ミラノ大聖堂の屋根の上

この日は雨で見通しが悪かったのと、他の町と異なり、周辺の建物が高いので、見晴らしが良い、といった感じではなかったですが、屋根の上にまでも多くの彫刻が施されており、細部を眺めることができました。

大聖堂の周囲には、カフェや服飾品店が多く並んでいます。
カフェで少し休んだあと、ガレリア(中世の室内商店街)を訪れました。

ガレリア
ガレリア

このガレリアには、プラダ本店があるほか、床のモザイクが美しく、なかでも雌牛のモザイクの上でかかとで止まらずに3回転すると、幸福が訪れると言われています。
多くの人がチャレンジしており、私もチャレンジしてみましたが、止まらずに回転することなど不可能でした。。
ガレリアの雌牛のモザイク
ガレリアの雌牛のモザイク

ガレリアを後にしてからは、お目当てのお買い物です。
大聖堂付近には高級ブランドのブティックをはじめとし、イタリアブランドのお店がひしめき合っています。
また、大聖堂から少し離れた、ブエノスアイレス通りには、H&MZARAといった比較的お手頃価格のお店が並んでおり、ミラノの若者のお買い物スポットとなっています。
私はあまり買い物をしない方なので、何も購入しませんでしたが、たとえば以下のブランドが有名なようです。

  • OVS
    www.ovsfashion.com
    イタリアにおけるユニクロ
    かなり安くバラエティに富んだ服が売られていました。

  • intimissiomi
    jp.intimissimi.com
    とても快適そうな下着ブランドです。
    超快適なことで知られる(?)ユニクロの下着をおしゃれにした感じです。

  • Camicissima
    www.camicissima.us
    スーツカンパニーのようなオフィスウェアブランドです。

雨だったこともあり、ショッピングストリートを歩き回った後は、どっと疲れが出て、ホテルで一休み、と思いきや夕食も食べずに爆睡してしまったのでした。