かなえの雑記ブログ

文系SE→Web広告コンサルの雑記ブログ。徒然なるままに書きます。

イタリア旅行記③(シエナ→フィレンツェ)

かなえです。 書き溜めたイタリア旅行記が不安定なネットワーク等で更新できていなかったので、まとめて更新しようと思います。

朝起きて、まずはB&Bからドゥオモを眺めます。
この日は、朝は少し雨模様。
なかなか肌寒いです。
それでも、相変わらずドゥオモはとても綺麗なのでした。

シエナから、同じくルネッサンスの中心地であるフィレンツェへバスで移動します。
チェックアウト後、バス停のあるグラムシ広場へ。
シエナフィレンツェ行きのバスは、シエナ交通という会社が運営しているバスに乗ります。
こちらは、ローカルバスなので、事前予約はできませんが、30分に1本程度の頻度で走行しています。
グラムシ広場地下のチケットセンターでチケットを購入し、フィレンツェ行きのバスを探して乗ります。

今回のバス旅は1時間半程度。
トスカーナの景色を眺めながら移動します。
バスは意外と混んでました。

フィレンツェ到着時は、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅周辺のバスターミナルに到着します。
歴史地区にあるB&Bに向かうべく、徒歩で10分程度歩くと、早速この町の中心である超巨大ドゥオモが現れます。

フィレンツェのドゥオモ
フィレンツェのドゥオモ

色合いはシエナのドゥオモに似ていますが、規模は比べ物にならない大きさです。
そして装飾がかなり細やか。
私の好きな小説で、江國香織辻仁成の「冷静と情熱のあいだ」というものがあり、その小説の舞台がフィレンツェなのですが、久々に読みたいなあとか思い出しながら、眺めていました。
B&Bには11時半以降にならないと入れないので、広場で小さいクロワッサンを片手に、コーヒーを飲んでゆっくり過ごします。
フィレンツェでの朝食
フィレンツェでの朝食
このクロワッサン、こころなしかナウシカ王蟲に見えなくもない。。

時間になったので、B&Bに入ります。
この日の宿泊先はこちら。
www.booking.com
なんと、ドゥオモからわずか2ブロックほどの素晴らしいロケーションにあるB&Bです。
呼び鈴を鳴らしても、誰も出ないので、B&Bの前に突っ立っていると、Walking DeadのNorman Reedus似の、眉にピアスをしたイケてるおばあちゃんがヘルメットを片手に現れ、B&Bに通してくれました。
見た目は強面ですが、とても親切なおばあちゃんでした。

b&b Florence Cathedralの部屋
b&b Florence Cathedralの部屋

B&Bで一休みしてから、さっそくドゥオモの方に戻ります。
この日、バッチリドゥオモのクーポラに上るチケットは予約しそびれていました。(予約いっぱいで取れなかった)
さらにドゥオモの中に入るには、2時間は並びそうな行列でした。
とてもではないですが、そんな忍耐は持ち合わせていないので、ドゥオモの隣のジョットの鐘に上ります。
こちらはオンラインでチケット購入済み。
grandemuseodelduomo.waf.it
ジョットの鐘の階段の段数、なんと400段。
ひいひい言いながらも休み休み上りきると、フィレンツェ全体を眺めることができました。

ジョットの鐘から眺めるフィレンツェの街
ジョットの鐘から眺めるフィレンツェの街

また、クーポラもよく見えます。
ジョットの鐘から眺めるクーポラ
ジョットの鐘から眺めるクーポラ

階段を沢山上った後は、ランチです。

Agricola Toscana Florence
Agricola Toscana Florence

www.tripadvisor.jp
この日もハムとチーズの盛り合わせと、ピチを頼みました。
ハムとチーズの盛り合わせ
ハムとチーズの盛り合わせ

ピチ
ピチ
このピチは、ポルチーニのシンプルなもので、麺がもちもちでとても美味しかったです。
地元の方と思しき人も来店しており、雰囲気もとてもよかったです。

ランチ後はぶらぶらとお散歩しました。
歩いていると、昔孤児院として使われていた建物を見つけました。

フィレンツェの孤児院
フィレンツェの孤児院

この建物、今も子供の支援のための施設として使われています。
実は、以前この孤児院の向かいのホテルに泊まったことがあったのですが、この孤児院のモチーフが恐怖すぎて、すぐに思い出しました。

孤児院を通り過ぎて、お散歩を続けます。
フィレンツェはお土産の質が非常に高く、可愛らしい模様の紙や、革製品等が有名です。
途中で見つけた革製品のお店が、雰囲気も物もとても良さそうで、思わず黒い羊の革のジャケットを購入してしまいました。。

革のジャケット
革のジャケット

goo.gl
店主のおじいちゃんが、商売上手で、サイズがなんとかかんとかと言ったところかなり割引をしてくれました。
また、革のジャケットは裏返してたたむと、傷がつかないしコンパクトになるんだよ、と教えてくれて、以降の旅路はこの方法でジャケットをパッキングしました。
他にも、いくつか革製品のお店を回って戻ってきた、という人も来ていて、人気のお店なんだと思いました。

いったんジャケットを部屋に置き、今度は町の反対側へ歩いて、ベッキオ橋の方へ向かいます。
途中、レオナルド・ダ・ヴィンチ博物館たるものを発見し、見学。
館内は写真が撮れなかったのですが、ルネッサンス時代の様々な自然科学実験器具や地球儀等があり、非常に興味深かったです。
ルネッサンス時代は、フィレンツェで金融業で財を成したメディチ家の支援により、芸術と自然科学が発展したのだそうです。
当時の地球儀には、日本はない、またはとにかく小さな島が沢山描かれており、よく知られていない島国だったことがよく分かりました。
また、当時の実験器具は、実用的であるだけでなく、非常に装飾的なものが多く、芸術と自然科学が同じように扱われていたのだと感じました。

博物館を出た後は、いよいよベッキオ橋へ。

ベッキオ橋
ベッキオ橋

フィレンツェでは、第二次世界大戦時に他の橋は全てナチスによって破壊されたそうですが、フィレンツェ最古の橋であるベッキオ橋だけは残されているそうです。
色とりどりの部屋を載せた、夕暮れ時のベッキオ橋は、とても綺麗でした。
ベッキオ橋からの眺め
ベッキオ橋からの眺め

ところで、この橋にはなぜこんなにも部屋が沢山ついているのでしょう。。
もともとは肉屋が並ぶ橋だったそうですが。。
まるで増築に増築を重ねたような形です。。
現在は、橋の上は、ジュエリーショップが並んでいます。
観光客が多く、いかにもスリが多そうですが、警察官がパトロールしていました。
アルノ川の対岸に着いてからは、いくつかお土産屋さんに立ち寄ってから、別の橋からベッキオ橋を眺めました。
遠方から眺めるベッキオ橋
遠方から眺めるベッキオ橋

写真を撮りに来ている韓国人カップルを沢山見かけました。

夕暮れ時、ドゥオモの方へ戻り、ディナーを食べました。

夕暮れ時のドゥオモ
夕暮れ時のドゥオモ

Buca San Giovanni
Buca San Giovanni

www.tripadvisor.jp
以前フィレンツェを訪れたときにも来た(らしい、記憶がない、、)地下のお店です。
こちらはかなりの老舗らしく、お客さんもおしゃれなマダムが多かったです。
相変わらずピチと、フィレンツェ名物の子牛のすね肉を、トスカーナの赤ワインと一緒に注文。
すね肉は柔らかくてとても美味しく、ワインとよく合いました。
食後にはチーズを頼んで、ゆっくりした後に、夜ライトアップされたドゥオモを脇目にB&Bへ戻りました。
夜のドゥオモ
夜のドゥオモ